第二次世界大戦後、アメリカは「世界の警察官」と呼ばれ、同盟国や
それ以外の地域の安全にも積極的に関わってきました。
しかし、アフガニスタンやイラクでの長い戦争によって、
アメリカは疲れ果ててしまったようです。
その間、中国が経済的に力をつけ、軍事力も増強させていきました。
ロシアや中国が力による一方的な現状変更をおこなおうとするのを、
グループ全体で侵略をやめさせる、国連による「集団安全保障」で
とめることはほぼ不可能です。両国が国連安保理常任理事国として
拒否権を持っているからです。
「同盟のジレンマ」のなかでアメリカは「巻き込まれ」を恐れ、
同盟国が「見捨てられ」を恐れることになるといえます。
一度でも侵略者の言いなりになってしまえば、さらなる侵略を誘発
するだけになるという教訓です。
すなわち核の撃ち合いになる可能性が下がる反面、限定的な紛争が
起きやすくなる事態に対応するため、通常戦力で力のバランスを
とることも求められるでしょう。
ただ、ウクライナや西側が「現在の犠牲」を避けようとして軽々に
「妥協的和平」に進んでしまうと、力による一方的な現状変更が
許されるという「将来の危険」に、世界全体がさらされることに
なるといえます。
注)日本は将来にわたって戦争をやめさせるためにはキリスト教
イスラム教、ユダヤ教などの他の宗派を認めない1信教の
考えから、他の宗教や考えを容認する日本の八百万の神の
考え(寛容の精神)を世界に広めることです。

